ヒメフウロ

きょう、日中は結構暑かったですね。
マンションにあるケヤキで、クマゼミがおとといから鳴き出しました。
散歩道にムクゲが咲いていました。
川べりでは亀が甲羅干ししていて、コシアキトンボ
数羽、姿を見せていました。

さて、滋賀の山の石灰岩地に生えていた「ヒメフウロ」をお届けします。
「姫風露」と書きます。

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高さは20センチ程でした。

5~8月に咲く5枚の花びらを持つ花は径1.5センチ程、
ガク片や茎に長い毛が多く生えていました。
そして、茎や葉の端が少し赤みを帯びています。

葉は向かい合って付き、3つでひとつの葉になっており、
それぞれは羽状に裂けています。

この写真を撮った鈴鹿山脈北部の霊仙山の他、伊吹山など養老山地北部、
四国剣山(石立山)の一部地域のみに分布するそうです。

フウロソウ科の植物です。

ナツトウダイ

夜中に降った雨は朝上がり、午前中は曇りだったので散歩をしました。
シマトネリコやナンキンハゼの木に花が咲いていました。
そしてヤブミョウガの花も咲いていました。

きょうは滋賀の山の日当りのよい場所に生えていた「ナツトウダイ」
をお届けします。
「夏燈台」と書きます。
ナツトウダイは、夏と名前がつきますが春先に花が咲きます_(・_.)/ コケッ。
春、早く咲くところから「初(ハツ)トウダイ」が訛って
「ナツトウダイ」となったそうです^^;

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高さ30センチほどになり、葉は下の方は互い違いに
付いてます(上の写真、中央よりやや左下部分)。
また、その上の葉は、葉の中心から5本の茎を出して輪生となり、
またその上に2~3段向かい合った三角状の葉のようなもの(総苞)が
付いています。

総苞の上の花です↓

花は4~7月頃まで、薄緑色~紅色の小さな三日月(腺体)を4つ
背中合わせにしたように咲きます。
雄花と雌花が同居していて、花びらもガクもありません。
分泌物を出す三日月状の4つの腺体と雄しべと雌しべがあります。
雌花は受粉し、子房が垂れ下がっています。

雌花の花柱は3本あり、熟した実は、上を向きます。

北海道~九州の山地や丘陵に生えます。

トウダイグサ科の植物です。

クルマムグラ

日中、とても暑かったですね。
朝は植物への水遣りを最優先しました^^;

きょうは滋賀の山の湿った所に生えていた「クルマムグラ」を
お届けします。
「車葎」と書きます。
車輪のように輪生する葉にちなみ名付けられました。

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葉は柔らかく、普通は6枚が輪生するそうですが、
4枚のも見られました。

茎は四角で直立し、高さ10~20センチ程です。

葉の長さは1~3センチ程で先はピュッと尖っています。

花びらは4つに分かれるものが多いですが、5つに分かれるものも
あるそうです。

雄しべは4本です。

北海道から九州に分布します。

アカネ科の植物です。