ヤブムラサキ

きのうと同じ林の中で、ムラサキシキブに似ているのだけれど、
葉の色や感触、実の付き方がちょっと違う木を見つけました。
「ヤブムラサキ」でした。

きょうはその「ヤブムラサキ」をお届けします。
「藪紫」と書きます。
紫色の美しい実は、葉の裏に隠れて目立ちにくい。
なので、ムラサキシキブに比べて劣る意味で、ヤブムラサキと
名付けられたようです。

(それぞれの写真内をクリックすると大きい画面に変わります。)

高さは2~3メートル程。

葉は先が尾状になり、向かい合って付いています。
長さは6~12センチ程で、縁にはギザギザがありますが、
葉の付け根のあたりには、ギザギザがほとんどありません。
葉裏の写真を撮ってみました↓

中途半端なアップで、写真ではよくわかりませんが・・^^;;
葉表にも柔らかくて短い毛が多いのですが、葉裏にも毛がいっぱいあり、
触ると、ホント、ビロードみたい!

さて、実ですが、葉陰に控えめに付いています。
が、実の大きさはムラサキシキブの実より大きく、5~6ミリ程でした。

ガクにも毛が密生していました。

宮城県以南、四国、九州の林内に分布する落葉する低木です。

クマツヅラ科の植物です。