水仙図

今、部屋の中は房総半島から来たストックと実家の庭からから来た
水仙の香りで春爛漫です~♪
水仙はまたの名を雪中花(せっちゅうか)とも呼ばれますが、
まさにそのとおりですね。
先日、雪が積もった時も、庭で蕾のまま雪を被り、じっと健気に
耐えているようでした。
水仙は、江戸時代には房総半島で栽培が始まり、舟で江戸に運ばれて、
厳寒に耐えて咲く縁起の良い花として、町屋や武家の正月を飾った
そうです。
また、水仙は仙人すなわち長寿に通じる縁起の良い花でもあるそうです。

さて、きょうお届けするのは、速水御舟の「水仙図」です。
1925年(大正14年)の作品です。

(写真内をクリックすると大きい画面に変わります。)

正面を向いた花と真横を向いた花がうまく画面に配置され、周りの
澄んだ冷たい空気の中に、水仙の凛としたたたずまいが感じられます。
と、ともに、葉などの表現にぼかしが利いていて、今にも葉が打ち
震えそうな気配も感じられませんか?
水仙の生命が宿っているような、そんな気がします。

御舟は40才で亡くなりましたが、この作品は30才の作品ということです。