メマツヨイグサ

久々に雨降りの一日で涼しいです。
暑さから解放されて(^。^;)ホッ!

先日、里山へ出かける途中で出逢った「メマツヨイグサ」を
きょうはお届けすることにします。

(それぞれの写真内をクリックすると大きい画面に変わります。)

「雌待宵草」と書きます。
宵を待って花が咲くという事で名付けられました。

北アメリカ原産の帰化植物です。
明治中期に渡来し各地の道ばたや荒地、河原などで野生化したそうです。

葉は縁に波状のギザギザのある長楕円状披針形で先端は尖ります。

花は黄色で4枚のハートの形で花びらがあり径3~3.5センチ程でした。
花びらの間にはほとんど隙間がありません。
夜咲きで花が萎むと白橙色になります。

花期は6~9月。

全国に分布します。

アカバナ科の植物です。

★お詫び
昨日載せた「マツヨイグサ」は「メマツヨイグサ」の間違いでした。
誤りをご指摘いただきました平家蟹さん、有り難うございました。
ここに読者の皆様にお詫びし、訂正いたします。

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オトギリソウ

去る18日にここ名古屋も梅雨明けし、暑い毎日が続いて
いましたが、きょうは曇りがちで風もあり過ごしやすい一日でした。

さて、きょうは・・「オトギリソウ」をお届けします。
「弟切草」と書きます。
以前にコケオトギリをアップした時にお約束したように
きょうはこのオトギリソウの名の由来を・・。
昔、晴頼(せいらい)と名乗る鷹匠が鷹が傷つくとある薬草を
用いて治療していました。
人が尋ねても秘密にしていたのですが、弟がその秘密を人に漏らして
しまったので、とても怒り、弟を切り殺してしまいました。
その血しぶきが花や葉に点々と残ったという伝説により、
「弟切草」と名付けられましたとさ・・。
おぉこわっ!ヾ(≧Д≦*)ゞ
(w_-; ウゥ・・ もっと暑い日にお届けすべきだったかも?(笑)。

(それぞれの写真内をクリックすると大きい画面に変わります。)

名の由来はいと恐ろしけれども、花はとても可憐です。

黄色の花は径1.5センチ程。
葉は向かい合って付き、90度ずつずれて付いています(十字対生)。
草丈は30~60センチ程です。
山地の林縁で出逢いました。

7~9月に、茎頂に数個の5枚の花びらがある花を付けます。
雄しべは多数あり、雌しべは3つあります。
花とガクには黒点(黒い小さな点、油点)が入ります。

ガク片は5枚で狭長楕円形です。
葉は長さ3~5センチ程の広披針形で葉先は丸いです。
葉は無柄で黒点があり、縁には黒点が並びます。

北海道、本州、四国、九州に分布します。

オトギリソウ科の植物です。

同じ科の植物の過去記事はこちら
コケオトギリ
キンシバイ
ビヨウヤナギ
トモエソウ

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ヒナノウスツボ

明治43年生まれの伯母が先週106歳で永遠の眠りにつきました。
頭も体もしっかりしていた人でしたが、去年の秋に会ったのが
最後となってしまいました。
尊敬すべき人でした。
寂しい・・。
そして、世話したお嫁さん(80歳ほど)に頭が下がります。
今年は4月に二人、5月に一人、そしてこの7月と・・
喪服の出番ばかりです。

さて、気をとり直して、きょうは・・
4年前に霊仙岳に登った時に出逢えた「ヒナノウスツボ」をお届けします。
「雛の臼壷」と書きます。
小さな壷の形に似た花の姿から、雛の臼壷と名付けられました。

山地の林内の日陰、やや湿った所に生えていました。
目立たない花が咲いていました。

(それぞれの写真内をクリックすると大きい画面に変わります。)

葉は向かい合って付き、葉の元は楔形で葉柄に流れ狭い翼に
なっています。
卵状楕円形で長さ6~11センチ程、縁に粗いギザギザがあります。

少しわかりにくいですが、花柄には腺毛(先端が球状に膨らみ
液体分泌する毛) が生えています。

花は暗紫色で長さ1センチ足らず、上唇は2裂し、その内側に雄しべ、
その下に雌しべが伸びています。
下唇は3裂し、下側の1片は外に反り返っています。

花期は図鑑には7~9月とありますが、この写真は5月26日に撮りました。

関東以西の本州、四国、九州に分布します。

ゴマノハグサ科の植物です。

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