オトギリソウ

去る18日にここ名古屋も梅雨明けし、暑い毎日が続いて
いましたが、きょうは曇りがちで風もあり過ごしやすい一日でした。

さて、きょうは・・「オトギリソウ」をお届けします。
「弟切草」と書きます。
以前にコケオトギリをアップした時にお約束したように
きょうはこのオトギリソウの名の由来を・・。
昔、晴頼(せいらい)と名乗る鷹匠が鷹が傷つくとある薬草を
用いて治療していました。
人が尋ねても秘密にしていたのですが、弟がその秘密を人に漏らして
しまったので、とても怒り、弟を切り殺してしまいました。
その血しぶきが花や葉に点々と残ったという伝説により、
「弟切草」と名付けられましたとさ・・。
おぉこわっ!ヾ(≧Д≦*)ゞ
(w_-; ウゥ・・ もっと暑い日にお届けすべきだったかも?(笑)。

(それぞれの写真内をクリックすると大きい画面に変わります。)

名の由来はいと恐ろしけれども、花はとても可憐です。

黄色の花は径1.5センチ程。
葉は向かい合って付き、90度ずつずれて付いています(十字対生)。
草丈は30~60センチ程です。
山地の林縁で出逢いました。

7~9月に、茎頂に数個の5枚の花びらがある花を付けます。
雄しべは多数あり、雌しべは3つあります。
花とガクには黒点(黒い小さな点、油点)が入ります。

ガク片は5枚で狭長楕円形です。
葉は長さ3~5センチ程の広披針形で葉先は丸いです。
葉は無柄で黒点があり、縁には黒点が並びます。

北海道、本州、四国、九州に分布します。

オトギリソウ科の植物です。

同じ科の植物の過去記事はこちら
コケオトギリ
キンシバイ
ビヨウヤナギ
トモエソウ

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