ムクロジの実

秋もすっかり深まり、朝晩かなり冷え込むようになってきましたね。
時々散歩するルートにムクロジがあります。
きょうは「ムクロジの実」をお届けします。
「無患子」と書きます。
患う子どもが無いという意味のようです。

直径は1.5~2センチ程、ちょっと前までは緑色だった実が、
今は琥珀色になっています。

(それぞれの写真内をクリックすると大きい画面に変わります。)

果皮はサポニンを含み、水を泡立てる働きがあるので、
かつては石鹸として洗濯などに利用されていたそうです。
果皮を剥ぐと、真っ黒な種子が顔を見せるそうです。

実をとってみたいのですが、高さ15~20メートルにもなる落葉高木
なので、実がとれる位置にありません^^;

(上の写真の右の深緑の葉はビワの葉です。)

実の中に1個入っている種子はとても堅くよく弾むので、羽子板の
羽根の玉に利用されたり、また数珠にも利用されるそうです。

雌雄同株です。

本州中部以西から四国、九州、沖縄の山地に分布します。

ムクロジ科の植物です。