ガンクビソウ

マンションのカクレミノの実がいっぱいついています。
まだ昼間は30度近くあり、日向は暑いです。
きのうは近くの幼稚園で運動会があったようです。

さて、きょうは「ガンクビソウ」をお届けします。

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「雁首草」と書きます。
花の付く様子が煙管(きせる)の「雁首」に見立てられ、
名付けられました。

高さは30~60センチ程でした。

秋に、茎の先に径8ミリ程の黄色の目立たない花を横向きに
1個ずつ付けます。

茎や葉の両面には軟毛が生えています。
葉の縁には不揃いのギザギザがあり、互い違いに付いています。

北海道~琉球の山野に分布します。

キク科の植物です。

ミゾカクシ

ベランダで、去年のこぼれ種から芽生えて育った一本だけの
アオジソ に可愛い白い花がいっぱい付きました。
虫食いの葉もいとおしく、小さな透明ガラスの花瓶に挿しました。

きょうは湿地にあった「ミゾカクシ」をお届けします。
「溝隠」と書きます。
別名はアゼムシロ(畦筵)と言います。
湿地や田んぼに生えています。
生育場所と繁殖力の旺盛なことを表していますね。
横から見たところ↓

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葉は互い違いに付き、やや厚くて柔らかく、長さは1センチ程。
葉の縁にはゆるいギザギザがありますね。
上から見たところ↓

花は1センチ程の大きさですが、花の形は扇形です。
花の先は5裂しています。

この仲間の園芸種が”ロベリア”で、お花屋さんで売られていますね。

北海道~九州に分布します。

キキョウ科の植物です。

シマジタムラソウ

きのうの雨のせいか、夜から朝にかけて風もあり、
過ごしやすかったですね。

早朝の鳥の声から、今はセミの声にかわって、
ひっきりなしに聞こえています。

さて、きょうは、おととい里山の湿地の入り口に咲いていた
「シマジタムラソウ」をお届けします。
「島路田村草」と書きます。
三重県の島路山で発見された東海地方特有の植物だそうです。

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高さは20センチ程でした。

花は優しい色合いで、淡い青紫色です。

花びらにはアキノタムラソウよりもモジャモジャの毛がありました。

花の真ん中から外に長く突き出た雄しべが特徴です。
まるで、細く長くスーッと伸びた魅力的な睫毛のよう^^。

葉は写真を撮りそこねてしまったのが残念です。
茎の途中の葉は向き合って付いていました。

主に三重県と愛知県に分布するそうです。

シソ科の植物です。