キササゲの実と種

10月末になり、マンションのケヤキもやっと黄葉が始まりました。
去年より遅れ気味のようです。
時々、散歩する道には高さ10メートル程のキササゲの木があります。
これは10月も半ばに入り、少しずつ黄葉してきた時の写真です。↓

(それぞれの写真内をクリックすると大きい画面に変わります。)

このキササゲの実が焦げ茶色になっていました。↓

熟して乾燥していたので1本持ち帰り、前から気になっていた
中の様子を調べてみました。

長さ40センチ程の細い豆の鞘のような実の中から出てきたのは、
ササゲのような豆ではありませんでした。
鞘は縦に2つに割れ、中には軸棒(写真:長い棒?の真ん中)が1本あり、
この軸棒に毛の生えた平たい種がいくつも、ほぼ規則的に並んで
付いていました。

種を数えたら79個入っていました。

扁平な種子は両端の長い綿毛の部分を除いて長さ3センチ程ありました。
種は、この長い毛で風に乗って、どこか遠くへ飛んで行くのでしょう。

過去記事はこちら→キササゲ

ノウゼンカズラ科の植物です。