ユキノシタ

今月初め、人生に一度しかない経験をし、
大変ご無沙汰してしまいました。

あっと言う間に季節は巡り・・
今はもう主のいない実家の庭ですが、植物は
自分の花を咲かせる時期をちゃんと知っており、
数日前から「ユキノシタ」が花を咲かせています。
庭の片隅の湿り気の多い半日陰の場所です。

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「雪の下」と書いて、白い花を雪が降るのに見立て、
その下に緑の葉がある様子を意味しているとか、
寒い冬に雪の下になっても枯れないからとか、
諸説あるようです。

花は5枚の花びらからなります。

上の3枚にはピンク色の模様があり、花びらの付け根には
黄色の斑点があります。
また、下の2枚は真っ白で長細い花びらです。

長い雄しべも目立ちます。

葉は腎形で毛深い葉の表面には葉脈に沿った模様があります。

葉の裏も毛深いですが、無地で、表より少し白っぽい
緑色をしていました。

本州、四国、九州に生える常緑の草です。

ユキノシタ科の植物です。

カスマグサ

ゴールデンウィークに入りましたね。
車窓から山を見ても、まさに”山が笑う”季節となりました♪
きょうは面白い名前のカスマグサをお届けします。

「かす間草」と書きます。
カラスノエンドウとスズメノエンドウの中間ということで・・・。
つまり、「カ」(カラス)と「ス」(スズメ)の「マ」(間)で、
カスマグサと名付けられましたとサァ~♪

つる性で他の植物などに巻きついて生えます。

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花や葉のアップです。↓

花の柄は長いです。
淡紅紫色の花ですが、花びらには濃い紫色の模様があり、
花は1~3つで少し離れて付きます。
正面向きの花↓

実が付いているのもありました。
大きさは1~1.5センチ程、扁平で無毛でした。
実の中には種が4つあるようです。↓

本州から九州の人里の日当たりの良い草地に分布します。

マメ科の植物です。

*ここで皆様にお礼を申し上げます。
fabも今月で丸6年が過ぎました。
ここまでやってこられたのも、皆様の応援のお蔭です。
本当に有難うございましたm(_ _)m。
来月から7年めを迎えますが、何とか続けていきたいと思います。
どうぞ、これからも応援よろしくお願い申し上げますm(_ _)m。

クロモジ

きのうの夕方、スーパーへ寄ったら、ツバメが巣を作り、
あわただしく出入りしていました。
もう、ツバメの季節なんですね・・。
見つけた子ども達が歓声をあげていました。

さて、きょうは和菓子に使う楊枝の材として知られるクロモジを
お届けします。

新しい枝の樹皮は最初、緑色ですが、次第に黒褐色となるようです。
名の由来は、枝の黒い斑点を文字とみて黒文字の名が生まれたという
説など、諸説あるようです。

葉に芳香があります。葉を揉むとよくわかります。

葉は枝の先端に集まって付きます。↓

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新しい葉の裏は、細く長い絹のような毛が多いです。↓

雌雄異株の落葉低木で高さは2~5メートル程です。

花は半透明の薄い黄緑色です。

まだ、開き始めたばかりで、雄花か雌花かわかりません。(>_<)

新枝は緑っぽいですが、黒い所もあり、表面に白いポツポツが見えます。

本州の山地に分布しています。

クスノキ科の植物です。