ヒナタイノコヅチ

きのうは台風のため、一日家に閉じこもっていました。
避難勧告も早々と出ましたが、幸い、避難せずに済み、
大きな被害はありませんでした。
今朝は台風一過の晴天ではなく、また雨が降りそうな気配も
していましたが、午後から強めの風が吹き、晴天になりました。

さて、先日、散歩途中の日当たりの良い道端で
「ヒナタイノコヅチ」を見つけました。
きょうはこの「ヒナタイノコヅチ」をお届けします。
「日向猪子槌」と書きます。

(写真内をクリックすると大きい画面に変わります。)

普通にイノコヅチと呼ぶヒカゲイノコヅチよりも
がっしりした感じです。

草丈は50~80センチ程です。

茎は太く紫褐色を帯び、四角で毛が多いです。

葉は厚めで向かい合って付き、特に葉裏には
細かい毛があります。

秋になる実は苞(ほう)に刺があり、動物の毛や
衣服などに付着する「くっつき虫」になります。

本州~九州に分布します。

薬用にヒナタイノコヅチの根が利用されるようです。
ヒナタイノコヅチの根を乾燥したものを牛膝(ごしつ)といい、
漢方で使われるそうです。

また、新芽は天ぷらや和え物などにして食べられます。

ヒユ科の植物です。