コノテガシワの実

夜になるとカネタタキの声が聞こえてきます。
台風後、初めて、朝からすっきりとした青空が見えました。
きのう、台風の後始末に実家に行きました。
ジョロやバケツが庭に散らばったり、雨で雨戸が膨張し開けにくく
なっていた他は、異常はありませんでした。(^。^;)ホッ!
ふと見ると隣家との間にコノテガシワの実がひとつ落ちていました。

きょうは、先日撮ったコノテガシワの実をお届けします。

(それぞれの写真内をクリックすると大きい画面に変わります。)

「児の手柏」と書きます。

枝葉が直立する様子が、子供が手を上げる様子に似ていることから
名付けられました。
また、カシワというのは、「炊(かし)ぐ葉」で、ご飯を蒸したり
炊いたりするときに使う葉という意味だそうです。

中国原産で、中国では樹高が20メートルにもなるそうです。

わが国では、この園芸品種であるセンジュ(千手)という品種が、
公園や庭や玄関によく植えられています。
江戸時代に渡来したとされていますが、もっと古い時代かも?
・・よくわかりません。

葉はヒノキに似ていますが、ヒノキと違って、葉の表と裏の区別が
できません。

実はこんなふうに付いています。
横からアップで・・↓

雌雄同株で、小指の先ほどの大きさの実の先端は、角状にとがって、
そり返っています。
どアップで^^↓

台風で落ちた白緑色の実を割ってみたら、なんだかいい香り、
ヒノキのような爽やかな香りがしました。
また、中には楕円形っぽい種らしきものが 4つはいっていました。

ヒノキ科の植物です。