ヤマハハコ

十月に入って最初の土曜日、秋らしい良い日和となりました。
皆さん行楽に出かけられたのか? 静かです^^。
隣の雑木林のアベマキが風のそよぎで白い葉裏を見せています。
きっと、もう、丸っこいどんぐりも付けていることでしょう。

さて、きょうは愛読者の要望にお答えし、先回掲載した写真に
写っていた白い花をご紹介しましょう~♪

それは「ヤマハハコ」でした^^。

(それぞれの写真内をクリックすると大きい画面に変わります。)

「山母子」と書きます。
山にあって、ハハコグサに似ていることから名付けられました。
山の日当たりの良い道端や草地に生えます。
ちょっとドライフラワーっぽい。

高さ30~70センチ程で、細長い葉は互い違いに付いています。
茎や葉は灰緑色に見え、茎や葉の裏には白い綿毛が密生しています。

白い花びらに見えるのは花びらではなく、苞だそうで、
本当の花は中心にある黄色の花です。

本州の中部地方以北~北海道に分布しています。

キク科の植物です。

ヒメトラノオ

もう、きょうで9月も終わりですね・・。
今月中にアップしておきたい花、「ヒメトラノオ」をお届けします。

「姫虎の尾」と書きます。
母種のヤマトラノオより少し小さいのでこの名がついたそうです。
山の日当たりの良い草原に咲いていました。
草丈は40~100センチ程でした↓

(それぞれの写真内をクリックすると大きい画面に変わります。)

細身の葉は向かい合って付いており、途中で枝分かれした先に
淡青紫色の花が穂状に付いているものが多く見られました。
中には、1本立ちしているのもありました↓

関東以西の本州、四国、九州の北部に分布します。

ゴマノハグサ科の植物です。

モミ その3

きょうはお天気がよく、猿投山も一層はっきりと見えます。
お彼岸の中日が悪天候で行けなかったので、きょうお墓参りに
やっと行ってきました。結構、人出があり駐車場も満杯でした。
帰りに、初めて平和公園を散策してきました。
草地には赤トンボがいっぱい飛んでいました。

さてさて、またモミの続き・・
葉の裏には2本の白色の縦線があり、この部分に気孔があるそうです↓

また、葉の先は丸いのですが、ルーペで見ると先端が真ん中で
へこんでいました。
まるで作り物のように見える葉は堅いのですが、触っても痛くありません。

おまけ:モミの小枝の写真↓

その他、モミは常緑の針葉樹で、諏訪大社の6年毎の「御柱祭」で
御柱として立てられます。
ちょうど今年行われましたね。

別名は「臣の木(おみのき)」と言い、これが変化して
「もみのき」になったという説もあり、他にも
風にもみ合うところから「揉む」を語源とする説、
萌黄が美しいからとする説など名の由来については諸説あるようです。

秋田県以西~屋久島に分布します。

マツ科の植物です。