アリアケスミレ

白い雪を被ったかのように街路樹の「ヒトツバタゴ
」の花が咲いてきました。
シランの花も咲き、彩りを添えています。
ベランダではデンドロキンギアヌムの蕾が膨らんで
きました。

さて、きょうは「アリアケスミレ」をお届けします。
「有明菫」と書き、
変化に富んだ花の色を、明け方の移り変わる空の色
(有明の空)にたとえて名付けられたそうです。

葉は花期には長さ2~7センチの長楕円状披針形です。
明るい緑色の葉の縁には低いギザギザがあります。
葉柄は葉身より短く、幅の狭い翼があります。
葉は直立せず、水平から斜め上に広がります。

花は直径2センチ程で白っぽい地に紫色の条が目立ちます。
紫条の入り方は変化が多いようです。
側弁の基部に白い毛がモジャモジャと多く見られます。
上弁の基部に毛があるものもあるそうです。

距(花の後ろの部分)を見ると、短くて太めです。

花期は4~5月です。
本州、四国、九州に分布します。
スミレ科の植物です。

★表題をクリックするとコメント欄が現れますので、
そこからコメントして下さいm(_ _)m。

☆本日、mushifab更新しました。
「ヒメウラナミジャノメ 2」です。
こちらへもお立ち寄りいただけるとうれしいです(^^)。

ハナシノブ

ソメイヨシノは葉桜になりましたが、八重の桜はまだ少し
楽しめそうです。
花冷えのせいか?ここのところ気温が上がらず
寒いくらいの日もあります。
街路樹や庭木のアメリカヤマボウシ(ハナミズキ)
花がよく目につくように
なりました。
モミジに花が付き、エビネの蕾も開花しつつあります。
さて、きょうは街路を歩いていたら、見つけた
青紫色の美しい花、「ハナシノブ」をお届けします。

高さ70~100センチです。
青紫色の花は5裂します。

葉は羽状に切れ込んでいます。

日本固有種で、九州(熊本県、宮崎県等)に分布します。
自生する個体数は2000個体ほど。
山地の草原に生えます。
花期は6~8月ですが・・
写真のは園芸種で4月から咲いています。

ハナシノブ科の植物です。

★表題をクリックするとコメント欄が現れますので、
そこからコメントして下さいm(_ _)m。

☆本日、mushifab更新しました。
「マダラウスバカゲロウ」です。
こちらへもお立ち寄りいただけるとうれしいです(^^)。

トウカイタンポポ

この雨で桜も葉桜と化すことでしょう。
チューリップをはじめ次々と春の花が咲き始めています。
タンポポもそのひとつで、私達が目にすることが多い、
ありふれた花ですが、よく見ると奥が深い花です。

タンポポの花は、一枚一枚の花びらのように見える
「舌状花(ぜつじょうか)」が集って、ひとつの
「頭花(とうか)」を作っています。
朝に開花し夕方に閉じる動作を数日繰り返します。
(余談ですが・・「タンポポ」といえば、ユーミンの
「ダンデライオン」♪想い出す人も多いかも(^-^*))

さて、きょうは日本固有種のひとつの「トウカイタンポポ」を
お届けしたいと思います。
黄色い花は見るだけで気分が明るく元気になりますネ(o^^o)。

頭花を下から支えるようにしてついている緑色のガクの
ような部分が総苞です。
「トウカイタンポポ」は
総苞の外片、内片ともに大きな角状突起があります。

総苞外片の長さは内片の2/3程度が標準だそうですが、
1/2等と変化が多いようです。
総苞外片は直立することが多いですが、そうでない
場合もあるそうです。

葉は変異が多く、切れ込み方も様々です。

花期は3~5月。
本州(千葉県~和歌山県の太平洋側)に分布します。
キク科の植物です。

★表題をクリックするとコメント欄が現れますので、
そこからコメントして下さいm(_ _)m。

☆本日、mushifab更新しました。
「ハバチの幼虫」です。
こちらへもお立ち寄りいただけるとうれしいです(^^)。