ナギ

きのうはこちらも朝からうっすらと積雪し、また大雪になるか?
とちょっと心配しましたが、午後からは雨まじりに変わり、
夕方には止みました・・(^。^;)ホッ!

きょうは「ナギ」をお届けします。
「梛」と書きます。
葉姿がミズアオイ科のナギ(コナギ)に似ているので
名付けられたそうです。

本州(和歌山県、山口県)、四国、九州に自生します。

大きいものでは高さ20メートル程になる常緑高木です。

針葉樹ですが、広葉樹のような幅の広い葉をもっています。
葉は光沢があり、向かい合って付いています。

(それぞれの写真内をクリックすると大きい画面に変わります。)

その葉は、縦に細い平行脈が多数あって主脈がありません。
そのため、ナギの葉は縦には簡単に裂くことができますが、
横にはなかなか裂くことができないそうです。
そのようなことから、男女の仲を結び付ける力も強いと信じられ、
昔の人は鏡の裏にナギの葉をいれ、夫婦の縁が切れないように
と願ったそうです。

また、ナギの名が凪(風がやんで波の穏やかな状態)に通じる
として、特に船乗りに信仰され、葉を災難除けにお守り袋などに
入れる習しもあり、縁起が良い植物とされていたようです。

庭木にされるほか、熊野速玉大社や春日大社などの
神社の神木としても有名です。

樹皮はこんなふうに灰色がかってはがれそうな感じが・・。

大木では大きくはがれ落ち、あとが褐色~暗褐色の模様に
なるそうです。

実はこんなふうでした。(去年の11月に撮影)↓

よく見ると、短い枝のある直径1.5センチ程の緑白色の球形で
白い粉を被っています。

雌雄異株です。

マキ科の植物です。

ノキシノブ

昨夜降った雨も上がり、お日様が出てきて風も出てきました。
こちらは今朝は暖かかったです。
球根の芽も一段と伸びてきました。

きょうは着生羊歯の「ノキシノブ」をお届けします。
「軒忍」と書きます。

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葉はやや肉厚で先は狭まり、表は緑色、裏は淡緑色です。
葉裏には先の方に丸く盛り上がった大きな胞子が2列に付きます↓

北海道~九州の山の中から人里までの岩の上や樹の上に生えます。

ウラボシ科のシダ植物です。

チャンチンモドキ

きのうはひとり寂しく「豆まき」をしました^^;
きょうは「立春」、外出の時はダウンコートを脱ぎ捨てたくなる
ような、まさに春のような日和でした^^。

きょうは植物園にあった「チャンチンモドキ」をお届けします。
「香椿擬」と書きます。
センダン科のチャンチンに姿が似ているため名付けられたそうです。

大きなものでは30メートルにもなる落葉高木です。
これは10メートル程でした。↓

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近くに行って見上げました。↓

樹皮はこんなふうで縦に割れそうです。↓

実が付いているのもありました。↓

雌雄異株で、実は2.5センチ程の大きさです。

5月に5ミリ程の小さくて赤っぽい花をつけるそうです。

熊本県、鹿児島県に稀に自生するそうです。

ウルシ科の植物です。