ユズリハのある風景

先日、電車で南木曽に行ってきました。
車窓から紅葉した木々の向こうに冠雪した中央アルプスの姿が見え、
素晴らしかったです。
南木曽に着き、駅舎を出たら大きなユズリハが目に飛び込んできました。
さっそく≧[◎]oパチリ。
5~6メートルほどの大きな木でした。

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表面に光沢のある葉が枝先に集まって互い違いに付いています。
葉裏は白っぽい。

近づいてみると、まだ白緑色の実がいっぱい付いていました。

樹皮は灰色っぽく皮目があります。

本州の福島以南、四国、九州、沖縄に分布します。

ユズリハ科の植物です。

過去記事はこちら→ユズリハ
ユズリハの実

エビヅル

梅雨の晴れ間、ベランダで木立ベゴニアの花が咲いています。
玄関では、月下美人に小さな蕾が付いているのをきのう発見しました^^。

きょうは里山の林の縁にあった「エビヅル」をお届けします。
「海老蔓」と書きます。

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丘陵から山地の林縁などに生え、巻きひげで他の樹木などに
絡みついて伸びます。

葉は互い違いに付き、長さは5~15センチ、幅は5~10センチで、
浅く3~5つに裂けます。
葉の縁には疎らに浅いギザギザがあります。

雌雄異株です。
どちらも6~8月頃、黄緑色の小さな花を咲かせます。
雄花には雄しべが5本あり、雌花にも雄しべが5本と雌しべが
1本あるそうです。
雌株は柱頭が目立ち、その周りに短い雄しべが飾りのように
つくそうです。
花びらは帽子のような形をしているそうですが、残念ながら
早々と咲き落ちてしまったようです。
これは雌株なので雌花がつき、雌しべだけになっていました。

葉は秋には紅葉します。
そして実は球形で黒く熟し、食べることができるそうです。

本州、四国、九州に分布します。

ブドウ科の植物です。

きょうはいつもfabをご愛顧して下さる皆様に特別大サービス!\(^o^)/
こっそり!?おまけとして「エビヅル」の見分け方の極意を
お教えしちゃいます(^┰^)ゞ テヘヘ

☆葉をそっと裂いてみて下さい。

“エビヅル”なら切り口に糸ひくような毛が見えます。

これが”エビヅル”の動かぬ証拠です( ^-^)σ[]ぴんぽーん!

これでバッチリ!あなたも植物見分けの達人です~(≧∇≦)ъ グウッ!

ダイオウグミ

今年は名古屋も5月28日に早々と入梅宣言がありました。
今朝は早くからカラスやシジュウカラやキジバトの元気な声がして
いましたが、時々パラッと雨粒も・・。

きょうは「ダイオウグミ」をお届けします。
先月、実家に行ったら、幼い頃に思い出のあるビックリグミの実が
なっているのを発見!
もうとっくに絶えたとばかり思っていたのに・・、
うれしくてまだ緑色のその実を≧[◎]oパチリ!

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そしてその後10日ほどしてまた訪れたら、この間は緑色だった
ビックリグミが真っ赤に熟れていました。
4つあった実が2つしかなくなっていました。
ヒヨドリが食べたのかな?
カメラがなかったので、家に持ち帰り撮影しました。

実は2~3センチの長楕円形。
実が大きいのでビックリグミとも呼ばれますが、本名は「ダイオウグミ」。
「大王茱萸」と書きます。
ダイオウグミはトウグミ(唐茱萸)の園芸種らしいですが、実家では
ビックリグミと呼んでいて、私が小学生の時に父が植えてくれたものです。
大きくて甘い実は妹と競争で食べた記憶があります。
2つとも食べてみましたが、ともに完熟しており、最初少し渋いかな?と
思ったのですが、甘酸っぱい果肉に、皮も薄く溶けるように口の中へ・・。
後はただただ懐かしい甘さが残っただけ・・(#^.^#)。
中にあった種は長さ1.8~2センチ程で、縦の溝が8個ありました。

ダイオウグミの木肌↓

互い違いに付いている柔らかい感触で波打つ葉の表の様子↓

指で葉表を触るとザラついています。
そして、緑色の中に小さな白い星状毛が葉一面に見えます。↓

葉の裏は銀白色に見えます↓

アップにした葉裏はこんなふうでした↓

白や茶色のポツポツ模様が見えますが、鱗状毛のようです。
葉の裏はしっとりした感触でした。

グミ科の植物です。

思いがけず、何十年ぶりかに食べることができ、うれしかったです。