コウヨウザン

いつも所用が多く車で移動ばかりですが、きょうは久しぶりに
地下鉄の駅まで歩きました。
歩くといろいろなものが発見できますね。
鳥たちに出会いました。
今朝もカラスやヒヨドリはもちろん、ジョウビタキの♂に
出会いました。
あとは声はすれども姿は見えず・・でしたが・・^^;

さて、きょうは「コウヨウザン」をお届けします。
「広葉杉」と書きます。
スギと似ていますが、葉の幅が広いため、名付けられました。

中国南部~台湾の原産です。

日本には江戸時代後期に渡来し、神社に植栽されることが多く、
大きなものでは樹高30メートル程になるそうです。

樹皮はこんなふうで、長く繊維状にはがれます↓

(それぞれの写真内をクリックすると大きい画面に変わります。)

高木なので仰いで撮りました。
径3~5センチ程の実が付いていました↓

アップで・・↓

マツカサに似ていますが、先が尖っていますね。

まだ、若い実(緑色)もありました(11月に撮影)↓

葉は長さ3~7センチ程で互い違いに付いています。
葉の表は濃い緑色で光沢があり、裏側はやや白っぽかったです。

雌雄同株です。

スギ科の植物です。

ナギ

きのうはこちらも朝からうっすらと積雪し、また大雪になるか?
とちょっと心配しましたが、午後からは雨まじりに変わり、
夕方には止みました・・(^。^;)ホッ!

きょうは「ナギ」をお届けします。
「梛」と書きます。
葉姿がミズアオイ科のナギ(コナギ)に似ているので
名付けられたそうです。

本州(和歌山県、山口県)、四国、九州に自生します。

大きいものでは高さ20メートル程になる常緑高木です。

針葉樹ですが、広葉樹のような幅の広い葉をもっています。
葉は光沢があり、向かい合って付いています。

(それぞれの写真内をクリックすると大きい画面に変わります。)

その葉は、縦に細い平行脈が多数あって主脈がありません。
そのため、ナギの葉は縦には簡単に裂くことができますが、
横にはなかなか裂くことができないそうです。
そのようなことから、男女の仲を結び付ける力も強いと信じられ、
昔の人は鏡の裏にナギの葉をいれ、夫婦の縁が切れないように
と願ったそうです。

また、ナギの名が凪(風がやんで波の穏やかな状態)に通じる
として、特に船乗りに信仰され、葉を災難除けにお守り袋などに
入れる習しもあり、縁起が良い植物とされていたようです。

庭木にされるほか、熊野速玉大社や春日大社などの
神社の神木としても有名です。

樹皮はこんなふうに灰色がかってはがれそうな感じが・・。

大木では大きくはがれ落ち、あとが褐色~暗褐色の模様に
なるそうです。

実はこんなふうでした。(去年の11月に撮影)↓

よく見ると、短い枝のある直径1.5センチ程の緑白色の球形で
白い粉を被っています。

雌雄異株です。

マキ科の植物です。

ノキシノブ

昨夜降った雨も上がり、お日様が出てきて風も出てきました。
こちらは今朝は暖かかったです。
球根の芽も一段と伸びてきました。

きょうは着生羊歯の「ノキシノブ」をお届けします。
「軒忍」と書きます。

(それぞれの写真内をクリックすると大きい画面に変わります。)

葉はやや肉厚で先は狭まり、表は緑色、裏は淡緑色です。
葉裏には先の方に丸く盛り上がった大きな胞子が2列に付きます↓

北海道~九州の山の中から人里までの岩の上や樹の上に生えます。

ウラボシ科のシダ植物です。