センブリ

実家にあるカリンが今年は当たり年で、いっぱい実が生りました~♪
半分以上は残念ながら地面に落ちてしまいましたが、
まだ残っているのは見事な黄色に色づいてきました。
午後、友達と朗読劇を観に行きました。
演目は泉鏡花の「天守物語」でした。
なかなかに好演でした。

さて、きょうは「センブリ」をお届けします。

「千振」と書きます。
「千回振出してもまだ苦い」ということから名付けられました。
花、葉、茎、根はすべて苦く、全草を薬用に用いるそうです。
日本の民間薬の代表で、生薬名は当薬(とうやく)と言います。
当薬とは「当(まさ)に薬(くすり)」の意味だそうです。

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高さは20センチ程でした。

茎の断面は四角く細長い線形の葉が向かい合って付いています。

直径2センチ程の花は合弁花で、深く5裂しています。

花は白色で縦に紫色の筋があります。
雌しべは1本で、雄しべは5本、花の真ん中にはモジャモジャの
白い毛が生えています。

 

北海道~九州の山地の日当たりのよい草原に分布します。

リンドウ科の植物です。

ムラサキセンブリ

きょうは、風が強く落ち葉を掃いても処置なし、
適当に掃いておきました・・(^m^;
ハンギングしてあるベランダのデンドロに水をやろうとしたら、
巻いてある水苔の中からいきなりヤモリがご挨拶~♪
うちは玄関やらお風呂場、天井、そしてベランダ・・そうそう、
先日は室外機の中にヤモリがいて漏電騒ぎもあったのですが・・
とにかく守宮に守られているようです☆\(^^;

きょうも2週間程前に撮った写真のひとつ、
「ムラサキセンブリ」をお届けします。
「紫千振」と書きます。
紫色のセンブリということで名付けられました。
センブリについては、また、後日・・。

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花はひとつしか開いていませんでした。

高さは50~60センチでした。

葉は細く、長さ2~4センチ程で向かい合って付いています。

茎はこんなふうに暗紫色を帯び、四角張っています。

直径3センチ程の花は深く5裂し、一見、合弁花とは思えません。
淡紫色で濃い紫色の筋があります。
雌しべは1本で先が二つに割れ、雄しべは5本、花の真ん中には
モジャモジャの白い毛が生えていますね。

センブリよりも背丈があり、花もやや大きめです。

2週間程前は、ほとんどこのように蕾が多かったですが、
今頃は満開で賑やかなことでしょう。

関東以西の本州~九州の、日当たりの良い蛇紋岩地帯や草原に
分布します。

リンドウ科の植物です。

ナンテンハギ

朝、晴れてたのに、今にも降り出しそうなお天気になってしまいました。
先日、コーヒー豆を買いに行ったら、その店のオリーブの木に実が
付いていました。
ご店主にたずねたら、7年越しで実が付いたとのこと・・。
今はオリーブの実の生る時期なんですね・・
そろそろワインが飲みたくなる季節でもありますね^^。

さて、きょうは2週間程前に撮った「ナンテンハギ」をお届けします。
「南天萩」と書きます。
葉がナンテンに、花がハギに似ているので名付けられました。

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葉が2枚ずつ付いているので、フタバハギともいうそうです。

青紫色の蝶形の花を多数つけます。

もう、実が付いているものも見られました。

実は2~3センチ程で、ソラマメを小さくしたような形です。
実際、ソラマメの仲間でした^^。

春先に伸びる若芽は山菜として食べることができ、茹でると小豆の
ような匂いがするのでアズキナともいうそうです。

北海道~九州の日当たりのよい山の土手や草地に分布します。

マメ科の植物です。