アオスジアゲハ その2

立秋過ぎたのに猛暑が戻り、たまりませんね_(・_.)/ コケッ。

皆様、残暑お見舞い申し上げます。

さて、きのうの朝8時頃、なんと羽化してまもないアオスジアゲハが、
サッシの縁につかまっているではありませんか?!

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室外機との狭間だったので、ベランダのキンカンの葉にでも止まらせ
ようとしたら、いきなりベランダの外へはばたいて、カイヅカイブキの
葉にちょっとぶらさがり一服。
それからすぐに空の彼方に飛んでいきました。
あ~っ、よかった!

羽化した瞬間が見られなかったのは残念だったけど、無事に蝶になり、
大空へ飛んでいく姿を見られたのはうれしかった~♪
じつはちょっと前からアオスジアゲハを観察していました(*^^)v
緑の蛹になってから、ちょうど12日めの羽化でした。

次回からアオスジアゲハの観察をお届けしたいと思います。
青虫なども出てくるので、お嫌いな方はスルーしてくださいねm(_ _)m。

過去記事はこちら→アオスジアゲハ

ハマゴウ

先日、急に思い立って海に行きました。
午後6時頃、海岸の砂浜に青紫色の花がいっぱい咲いていました。
わぁ~、まるで、青い絨毯が敷きつめられたかのよう・・。

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帰宅して調べたら、「ハマゴウ」でした。

海浜植物にはハマのつく名前のものが多いですね。
「浜栲」と書きます。

砂浜に生育する海浜植物なので、種が海流に乗って運ばれ、
本州、四国、九州、沖縄から中国、朝鮮、東南アジア、ポリネシア、
オーストラリア等、広く分布しているそうです。

波打ち際よりは少し高台の方に群生していましたが、だんだん
低い方へも、砂に埋もれながらも茎を伸ばし這っています。
一見、草のようですが、草ではなく、低木だそうです。

浜へ枝を伸ばすハマゴウ↓

葉の表は緑ですが、裏面には灰白色の毛が密生しており、
白っぽく見えます。

花は漏斗状で唇形をしており、合弁花です。
上唇は2裂し下唇は3裂しており、雄しべは4本、
雌しべの先は2裂しています。
そして、雄しべも雌しべも花の外へ突き出ています。

花の一部には白い毛が生えています。↓

実ができているのもありました。
実はガクに包まれています。

クマツヅラ科の植物です。

おまけ:
ここは中部国際空港(セントレア)が近いので、飛行機が
低空で飛んでいます。

浜辺にはハマゴウの他、帰化植物のコマツヨイグサも生えていました。
午後7時を過ぎてやっと日が落ち、だんだん暗くなり始めると、
コマツヨイグサが文字通り宵の中で、しだいにあちこちで、
開花し始めていました。

昨今、海浜植物の生息範囲はどんどん狭まっていると聞きます。
子供の頃、海水浴を楽しんだ砂浜はそのうちなくなってしまい、
それに伴い、海浜植物も・・・。
そうならないように、子子孫孫、この景色を守り伝えたいものです。

アオギリの花

道を歩いていたら、何か花殻のようなものが道いっぱいに落ちて
いたので、見上げると「アオギリ」でした。
大きいものは、高さ15メートルになる落葉高木で、
7月になると花が満開になるようです。

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青桐と書きます。
桐に似た葉と樹皮の色から名付けられました。

伊豆半島、愛媛県、高知県、大隈半島、琉球列島などに自生して
いるようです。
公園や街路樹など、こちらで見るアオギリは植栽されたものです。

撮った写真を見たら、ひとつの花の房の中に雌花と雄花が
混在していました。蕾も実も見えます。↓

雄花と蕾のアップ↓

雄花は、こん棒のような形をしており、
先端の丸くなったところは、葯の集まりだそうです。

花びらのように見えるのはガク片(5個)で、
くるりと巻いたリボンのように反り返っています。

次は雌花のアップ↓

画面真ん中に蕾と雌花が3つ見えますね。
雌花には雄しべがありますが、ほとんど花粉がないそうです。

次は実のアップ(画面左は雄花、右が実)↓

実は5つに割れています。
これは、雌花の子房が5つの部分から成り立っていたことを
現しています。
この一つ一つの部分を「心皮」というそうです。

その他、互い違いに付く葉は、掌を開いたような形で3裂~5裂し、
長い柄があります。
葉裏はやや白っぽいです。

アオギリ科の植物です。

過去記事はこちら→アオギリ