ノリウツギ

猛暑日なので、外に行く気ゼロ(x_x) ☆\( ̄ ̄*)バシッ^^;。
きょうは、山地の林縁や湿地に生える「ノリウツギ」を
在庫写真の中からお届けします (^^;)。
「糊空木」と書きます。
樹皮に含まれる粘液を和紙製造の糊に用いたことから、
名付けられました。
2~3メートルの落葉低木です。

幹は灰褐色で樹皮が縦に薄く剥がれます。

葉は向き合って付き、長さ5~14センチ、
幅6センチ程の卵状楕円形で革質、縁に細い
ギザギザがあります。葉柄は長さ1~3センチ程。
花は白色で長さ8~30センチ程の円錐状の花序に
多数つきます。
一つの花序には、白色の装飾花を数個、径4ミリ程の
両性花を多数つけます。
両性花の花びらは4~5個あり、平開します。
雄しべ10本、雌しべ3本あります。

若い実、概ね3個ずつ柱頭の跡が残っています。
装飾花は虫を呼ぶための宣伝用で、ハエが来ていますね。
白色から淡緑~淡紅色に変化します。↓

花期は7~9月です。
北海道、本州、四国、九州に分布します。
APG分類でアジサイ科の植物です。

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「ジャコウアゲハ」です。
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アカメガシワの雌花

セミが最後の追い込みのように激しく鳴いています。
が、2~3日前からグッと個体数が減りました。
今朝は朝の気温が初めて下がり、いっ時ですが、
少しだけ秋を感じました(*^^)v。
きょうは「アカメガシワの雌花」をお届けします。

花びらは無く、子房には刺状の突起があります。

雌しべの柱頭は2~4裂し、普通は淡黄色です。

雌しべには突起が密生していて、手芸や工作で使ったあの
モールの様にモコモコしています↓。

若い緑の実は径8ミリ程で、刺状突起が密生し、
先端に花柱が残ります。雌しべの柱頭が
鮮やかな赤色になるものもあるようです。

実は熟すと褐色になり、3裂して径4ミリ程の
黒い種を3~4個出します。

アップで・・。
果皮には刺状突起が残ります。

トウダイグサ科の植物です。
過去記事はこちら→アカメガシワの雄花
アカメガシワの若い実
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リョウブの花

朝10時過ぎにおしめりがありましたが、午後からはまた
暑くなり、クーラーから離れられません(>_<);;。
そんなこんなで、在庫の中からでご勘弁いただきとう
存じます~(^o^);丿。
きょうは林で出逢った「リョウブの花」をお届けします。
「令法」と書きます。
中国名の「令法」を読み替えたもので、昔、若芽を食用に
するために「令法」で植え付け面積を割り当てたことから
名付けられたそうです。

落葉小高木です。
葉は枝先に集まって付き、長さ6~15センチ程。
表は濃緑、裏は灰緑で、倒卵形で先が尖っています。
やや厚い葉は互い違いに付き枝の先に集まり、
葉の縁には鋭いギザギザがあります。

深く5裂した白い花びらに花びらより少し長い雄しべが10本、
雌しべが1本です。
花期は6月~8月です。
北海道南部、本州、四国、九州に分布します。
リョウブ科の植物です。

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