ハラン

日中は残暑が厳しく、まだゴーヤやミニバラをはじめベランダの
植物に毎日の水遣りが欠かせません^^;

きょうは、私の実家の庭に昔からある「ハラン」をお届けします。
「葉蘭」と書きます。

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庭に2箇所と勝手口に1箇所生えています。

日陰を好む植物です。

この幅広い大きな葉っぱは、おにぎりや遠足のお弁当、お寿司
などを作る時、いつも活躍してくれます。
葉に防腐防菌作用があるためですね。

葉は常緑で、薄いですが硬く艶があり、長さ50センチ程で、
左右は非対称です。

中国原産で江戸時代初期に渡来したそうです。

春に目立たない花が咲くそうですが、まだ見たことがありません。
葉の根元に咲き、繁った大きなハランの葉を押し上げないと、
見えないようです。
花も是非、見たいものです。

ユリ科の植物です。

コノテガシワの実

夜になるとカネタタキの声が聞こえてきます。
台風後、初めて、朝からすっきりとした青空が見えました。
きのう、台風の後始末に実家に行きました。
ジョロやバケツが庭に散らばったり、雨で雨戸が膨張し開けにくく
なっていた他は、異常はありませんでした。(^。^;)ホッ!
ふと見ると隣家との間にコノテガシワの実がひとつ落ちていました。

きょうは、先日撮ったコノテガシワの実をお届けします。

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「児の手柏」と書きます。

枝葉が直立する様子が、子供が手を上げる様子に似ていることから
名付けられました。
また、カシワというのは、「炊(かし)ぐ葉」で、ご飯を蒸したり
炊いたりするときに使う葉という意味だそうです。

中国原産で、中国では樹高が20メートルにもなるそうです。

わが国では、この園芸品種であるセンジュ(千手)という品種が、
公園や庭や玄関によく植えられています。
江戸時代に渡来したとされていますが、もっと古い時代かも?
・・よくわかりません。

葉はヒノキに似ていますが、ヒノキと違って、葉の表と裏の区別が
できません。

実はこんなふうに付いています。
横からアップで・・↓

雌雄同株で、小指の先ほどの大きさの実の先端は、角状にとがって、
そり返っています。
どアップで^^↓

台風で落ちた白緑色の実を割ってみたら、なんだかいい香り、
ヒノキのような爽やかな香りがしました。
また、中には楕円形っぽい種らしきものが 4つはいっていました。

ヒノキ科の植物です。

ケカモノハシ

こちらは昼間とても暑かったです。ふ~(^_^;;)。
おかげで蚊も出て、蚊取り線香が大活躍。
まだまだ蚊取り線香は手放せません(*_+ )
また、きのう、早朝の空にコウモリの姿を見ました。
夜、コウモリが飛んでいるのを見たことは何度かあるのですが、
明け方見たのは初めてです。巣へ帰る前だったのかな・・。

さて、きょうは海浜の植物を紹介します。
海の砂地の植物にしては珍しく、背丈が高めの植物が一叢
生えていました。

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ケカモノハシでした。
「毛鴨嘴」と書きます。

花穂をアップ↓

花穂は1本に見えますが、その花穂を横にずらすと、あら、不思議!
このように2本に割れてしまいました。↓

指入り写真でごめんなさい^^;

それが鴨のくちばしに見えることから、カモノハシと名付けられました。
そして、毛が花穂はじめ葉や茎にも生えているので、ケカモノハシと
名付けられました。
この毛が潮風や乾燥から身を守っているのかな。

北海道から九州の海岸砂地に生えています。

イネ科の植物です。