アオカラムシ

”一葉落ちて天下の秋を知る”
この頃は一葉どころか木の葉は結構沢山毎日落ちて
いますね~(^^;)。
朝晩は涼しいものの、日中はきょうも31度あり、
暑い一日で洗濯物もよく乾きました。

さて、きょうは、割合、日当たりの良い林道の道端で
出逢った「アオカラムシ」をお届けします。
「カラムシ」の和名は茎(カラ)を蒸し(ムシ)て
繊維をとることからきています。
別名として「苧(お)」、「苧麻(ちょま)」、
「青苧(あおそ)」や「真苧(まお)」ともいわれます。
日本に自生し、茎の皮から丈夫な繊維が取れ、
古くから栽培されていますが、今はカラムシを
繊維として利用しているのは伝統産業としてです。

雌雄同株です。
茎は叢生し、高さ1~1.5メートル程で
短い寝た毛が密生しています。

葉は互い違いに付き、広卵形で葉先が尖っています。
長さは9~15センチ程で縁にギザギザがあります。
葉裏は白っぽくなく、淡緑色なので「アオカラムシ」
と同定しました。
葉柄は少し褐色がかり、6~9センチ程で
短い毛が密生しています。

花が付いていましたが、うまく撮れませんでした。
写真は雄花序です。
小さな白いポツポツが雄花です。
雄花は雄しべ4個で花被片4個。
花柄や花軸に短毛が密生します。

花期は7~10月。
本州、四国、九州、沖縄に分布します。
イラクサ科の植物です。

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☆本日、mushifab更新しました。
「アオサギ」です。
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