イネの花

おとといの朝、窓を開けたらツウツクボウシの声が
聞こえてきました。今季は少し遅めの初鳴きでした。
1週間前に里山に出かけた時には盛大にツクツクボウシの
声が出迎えてくれました。
もう、夏休みも終わりですね。

きょうは里山で出逢った「イネの花」をお届けします。

イネの穂がすくすく育っていました。

近づくと・・
籾殻になる部分が開いて雄しべが飛び出ていました。


イネの花は花びらが無く、雄しべや雌しべを緑色の穎
(実ると籾になる部分)が包んでいるだけの地味な花です。


この写真を撮ったのは良く晴れた日で午前11時頃でした。
花が咲いているのは短い時間だけだそうで、ちょうどいい
タイミングだったようです。
穎の外に出た雄しべを残したまま穎が閉じ、その後、
穎の中に胚ができます。
初めはミルク状の胚が45日間程かけて固く熟していき、
穂がこうべを垂れ、黄金色に色づくと、いよいよ
収穫の時ですネ。
今年も美味しい新米を味わいたいものです\(^0^)/。

併せて読みたい過去記事はこちら→イネ

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オオヤマサギソウ

今朝は秋風を感じ涼しかったです。
マンションのケヤキや緑の実を付けたカクレミノ
の木からアブラゼミやクマゼミの声がしますが、
数が減ったのか全盛期より少し勢いが落ちた気がします。
南側の庭ではアカトンボの姿も見えます。
さて、きょうは・・
夏の林内で出逢った「オオヤマサギソウ」を
お届けします。
「大山鷺草」と書きます。
草丈は40~60センチ程、
茎の上部に淡緑白色の花を多数付けます。

花茎には稜が少し見えます。
革質の葉は根元付近の2枚が大きいです。

花の中央部、小さくやや褐色に2個見えるのは葯です。
長い距も特徴的です。

正面から見た全体の花の感じは、人が両腕を左右に
広げて、やや肘を曲げたような感じです。
子房のねじれがよくわかります。

花期は7~8月です。
北海道、本州、四国、九州 に分布します。
ラン科の植物です。

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ウメガサソウの実

きょうは台風の影響で強く風が吹いたりして、窓を
閉めたままですが、しきりにセミの声がしています。

7月下旬の林の中で出逢った「ウメガサソウの実」を
お届けします。
「梅笠草」と書きます。
花の形が梅に似て、下向きに付くことから
名付けられたとのこと・・。
残念ながら、花は終わっていて、これは若い実の
ようです。↓

あ、実がボケててすみません。(・.)/ コケッ(^^;)
高さ5~10センチ程の常緑の小低木です。
葉は輪生し、長さ2~3.5センチ程で先端から基部まで
浅く尖ったギザギザがあります。
白い葉脈が目立ちますネ。

これが実の写真です。↓

雌しべは全体が緑色で、太く短く、どっしりしています。
太い部分は子房で、柱頭はお皿のようです。
5枚のガク片は長さ6~7ミリ程で、先はやや尖り、
縁は不規則に細かく裂けています。 
開花期は6~7月です。
APG分類ではツツジ科の植物です。

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